拝啓 今年もいよいよ押し迫ってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
今月は営業関係、製造関係取り混ぜてご報告することが盛りだくさんです。
11月12日、皇居のお隣の東京會舘で開かれた、恒例の日本酒文化フォーラム秋の交流会に参加いたしました。参加蔵元のお酒に合わせて各地域の郷土料理が提供されるといった凝った趣向で、「臥龍梅」には「桜海老のかき揚げ」や「茶そばの山かけ」が用意されており、舌鼓を打ってまいりました。11月22日の朝、NHK静岡支局が当社の蔵から生中継いたしました。名古屋をKEY局にして東海地区に放送された「WEB中部」という番組です。INTERNATIONAL SAKE CHALLENGEで2年連続トロフィーを受賞し、その後アメリカやヨーロッパへ輸出して好評を博している地酒ということで取り上げられたもので、当社の丁寧な酒造りにスポットライトが当てられました。地元民法のTV番組では何度か放送されたことがあるのですが、朝の7時半の生放送というのは始めての経験でした。前日から大勢のスタッフが蔵で準備し、当日は小生も朝4時半に起きて番組に備えました。カメラ・リハーサルを何度か繰り替えしていよいよ本番となりましたが、実際に放送される時間はわずか4分ほど。小生も最後にインタビューに答えて出演しましたが、「あと30秒」と書いたボードを見せられて、ついあがってしまいました。11月26日には、東京千代田区の「ベルサール九段」で岡山県酒造好適米協議会とJA全農おかやまの主催による「雄町米サミットin東京」が開催され、出席してまいりました。@雄町米の酒の歓評会Aきき酒会B研修会C懇親・交流会の4部構成で、その歓評会の審査員として招かれたものです。こんな私でよいのかとも思いましたが、微力ながら大好きな雄町米の普及振興のお手伝いが出来ればとお引き受けいたしました。審査は4区分に分けて行われたのですが、何と吟醸の精米歩合51%〜60%の部門でわが「臥龍梅」が首位に輝きました。審査員を務めていてトップ賞を頂くというのも何だか申し訳ないのですが、厳正なる審査の結果ですので素直に喜んでおります。

さて、今月は純米吟醸の新酒生酒に加え(袋吊りは売り切れ寸前です!)、大吟醸45%の袋吊り斗壜囲い等、需要期に合わせたお酒を各種取り揃えてご案内いたします。忘年会と新年会は「臥龍梅」でお愉しみください。
何かと気ぜわしい毎日ですが、どうかご自愛ご専一に。          敬具

平成20年12月吉日                    鈴木克昌



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