「臥龍梅」蔵便り   平成十八年師走

拝啓 今年もいよいよ押し迫ってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
各種お酒の会のトリをかざる今年最後のイベントに参加しましたので、先ずそのご報告をいたします。
題して「全国 ふるさと見本市」。場所は東京、池袋サンシャインシテイ。11月28日、29日の2日間に渡って開催されました。全国商工会連合会が主催し、特産品開発・観光資源開発などの支援を目的として開いた展示商談会です。会場は5つのエリアに別れ、弊社はワールドインポートマート4Fの展示ホールに設けられた「ニッポンの酒エリア」にブースを設けました。参加蔵元は焼酎蔵も含めて約100社で、北海道から沖縄までさすがにこれだけの蔵が揃うと壮観です。これ以外にも、「美酒美食コラボエリア」と題したエリアでは、出展者のお酒を一同にそろえて飲み比べるコーナーや、お酒にマッチしたお料理の調理実演、試食コーナーも設けられました。また、銘酒センターの武者英三先生の「地酒で繁盛」と題したセミナーも開催され、酒販店の経営者や料飲店のオーナーの皆さんが熱心に聞き入っておられました。弊社ブースには「臥龍梅」特約店のお酒屋さんがひっきりなしに顔を出してくださり、大忙しでした。この場を借りて御礼申しあげます。そんな中、全日本国際酒類振興会の稲垣眞美先生がひょっこり立ち寄ってくださいました。先月の蔵便りでご報告したとおり、「秋季酒類コンクール」では大吟醸と純米大吟醸の両部門で一位の評価をいただいておりましたので、この機会にご挨拶できて何よりでした。「臥龍梅はちょっと特別なお酒で、テイスティング会場でも必ず何名かハマッテしまう人がでてくるのです。私は、記念に持ち帰りたいという人のために臥龍梅のラベルを何回はがしたかしれませんよ。」と、嬉しくなるようなお言葉をいただきました。来春、お酒関係の新著を刊行予定とのことで、今から楽しみです。
最後に、この秋に名古屋国税局が市販酒を対象にして初めて実施した鑑評会の結果が発表されましたので、ご報告いたします。わが「臥龍梅」は純米酒、本醸造酒の両部門でめでたく優等賞に輝きました。精米歩合50%を超えないお酒であることが条件で、出品蔵元が出品酒名とそれを購入することのできる酒販店を何軒かリストアップして国税局に報告すると、局がお酒を買い集めて鑑評会を実施するというものです。どちらで購入したかはわかりませんが、流通段階での保存状態の良し悪しも重要な要素となってくるだけに、「臥龍梅」を大切に扱ってくださった特約店様にこの場を借りて再度御礼申しあげます。
さて、今月は忘年会に、ご贈答用にと、1年中でも最もお酒の売れる季節です。「臥龍梅」を是非ともごひいきに。
なんとなく気ぜわしい毎日ですが、お身体だけは十分にお気をつけられますよう。       敬具
平成18年12月吉日                        鈴木克昌
  


武者先生のセミナー


稲垣眞美先生と

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